6月(水無月)
新緑の色増す季節に芸術の森へ行って来ました。
札幌生まれの片岡球子は、2008年、103歳でこの世を去りました。
北海道では没後初めての大規模な回顧展です。
鮮やかな色彩、大胆な形や構図といった個性溢れるその画風は、特に私の好きな作家
ではありませんが、大規模な回顧展と知ったので観覧して来ました。
余りにも大きな作品ばかりで、女性でそれも高年齢であのような絵を描いたものと
その方が驚きでした。
同時開催の小川マリの作品が好きで、それが目的でもありました。
父親は五番館設立の実業家小川二郎の娘ですが、ご存知でしたか?
優しい色合いで、北海道近代美術館所蔵作品にもあり好きな作家です。
そして「北海道立体表現展2010」も野外にありました。
変わった造形で題名と作品に足が止まりじっと考え込んでしまいました。